牧禎舎(まきていしゃ) - 藍染体験工房 -

埼玉県行田市。足袋と蔵。昔ながらの藍染め。まちの記憶に寄り添ってつくるモノとじかん。

イサミタビさんへ見学たび 

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きねや足袋さんとアーツ&クラフツinぎょうだ2017にてお会いできたことをきっかけに「見学たび」させていただき、
足袋屋さんが面白かったのでいつもお世話になっているイサミさんにもぜひ伺いたい!と思い、早速「見学たび」させていただきました。蔵めぐりでもお馴染みの「イサミスクール工場」の近くにあり、こちらもノコギリ屋根がトレードマーク。

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お世話になってる…というのは、実は足袋とくらしの博物館の開館時から実演をしてくださってる職人さんのうち、中島栄作さんは今もイサミコーポレーションさんの足袋工場で現役職人として働いているのです!中島さんはさすがにイサミさんでも最高齢なのだとか。
残念ながらこの日は中島さんのお休みの日でした。
*メガ足袋もイサミさんの倉庫から見つかった裁断済みの資材を使わせていただいてます。

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イサミさんはこれぞ足袋工場のイメージ!作業台が川になっていて、足袋とくらしの博物館の大きい版ですね。
けれど、後で最盛期の頃の工場の写真を見せていただいたら、例えばこのスペースがすべて同じ工程で埋まっていました。広い工場ごとに、裁断だったら裁断機がズラーッと並び、一台にひとり着いて、作業をしている写真でした。
仕事が減るにつれ、ひとつの工場内で全行程がまかなえるようになったのだそう。

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それにしても足袋屋さんごとにミシンにも違いが…。こちらは掛け糸「通し」の機械ですが、足袋博もきねやさんも手動(足踏み)なのですが、こちらは電動です!!楽なのかな…

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見学たびしたこの日はみなさん紺足袋を作られてる日でした。こちらは「わらじ足袋」。通常、掛け糸を縫って押さえる「押さえ」ですが、わらじ足袋はぐるぐると糸を巻き付けて固定しています!分かりますでしょうか?これも専門的なミシンですね。

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こちらは七枚甲馳を付けてるところですが…ミシンの上になんか乗ってる。糸がなにやら銀色の箱を通っています。糸の滑りをよくする為に取り付けてるのだそう。箱の中でシリコンを塗り付けてるといったらいいでしょうか?色んな工夫がありますね。

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つづけてこちらにもびっくり!尻縫いのミシンが見慣れぬものになってます〜
このミシンでは足袋の爪先がぐるっと一回転しません。爪先が縫い手側を向いたままミシンで縫われます。説明が難しい。
慣れてくれると旧式のが楽みたいで、旧式のも併用されてました。

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裁断とラストの仕上げはイサミさんでもやはり男性でした!
「関東はピンク」と思っていた「千鳥」の工程の糸ですが、イサミさんでは足袋の素材によって色を変えているそうで、この日は白い糸でした。

またストレッチ用などのゴムを入れる工程も見られたのが印象的。足袋博にはないですから。

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そして、仕上げ後の「検品」!
汚れがないか、糸が出てないかなど目視でチェックされてます。日本らしいなぁ。

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戦前からある「イサミ足袋本舗」の看板。元はイサミスクール工場の門柱に取り付けられていたそうで、帰りに見てみたら「あそこにあったのね」という跡が残ってました。

みなさんも、今度目の前を通ったら見てみてくださいね。
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( 2017/03/11 08:00 ) Category ・牧禎舎の日々 | TB(0) | CM(0)
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