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牧禎舎(まきていしゃ) - 藍染体験工房 -

埼玉県行田市。足袋と蔵。昔ながらの藍染め。まちの記憶に寄り添ってつくるモノとじかん。

藍染めの褪色について 

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藍染めの褪色について。
こればっかりは年数や素材や保管の仕方など、様々経験値がないと分からないことばかり。経験値があっても決定打がなさそうですし…。

上の写真は、7月に藍染めしたときはこんな色でした。(写真手前)

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生地の褪色に対して、絹糸のミシン糸が青く残ってるのが気になるところで、生地の見分けも課題です。
生地の見分けって難しいですよね。一般に、少し燃やしてみて燃え方を観るのが一番良さそうです。

生地が問題なかったとして、私程度の経験値で得られたことは、

●毎日外に出したり雨ざらしになったりしたのぼりは色褪せが早い
参考記事→

あと、
●室内でも窓際に掛けっぱなしにした旗も色褪せが早かった

どちらも1年〜1年半で相当に色が褪せました。

●藍染めこぎん糸のヘアゴムも、ただ置いてあるだけでも色褪せします。

こぎん糸のほうは褪色もしてますが、色の雑味が増してるかんじ。灰汁の黄ばみが浮いて来てるのかと思いましたが、灰汁抜きしても黄味がかった雑味のあるくすんだ色になっています。

自分で普段使用している手ぬぐいや洋服などは、綿や麻素材ですが、2〜3年使用していて、その間相当洗ったり干したりしているので、最初に比べて褪せてはいますが、上ののぼりや旗ほどは褪せていません。

何が違うのか?
まずは日光に当たってる時間が考えられます。

でも日光に当たってなくても色褪せするのだそうです。
なんで?
オゾンでも色褪せするのではないか?と聞いたことがあります。

藍染めではありませんが、以前テレビ番組で「布地の色を白くするために晴れた日に雪上に布地を干してオゾンの発生を利用して漂白する」というのを見た事があります。
検索してみると、オゾンを漂白に利用している洗濯機とか、精練とか、続々とヒットします。

わたしが牧禎舎にいるようになり約3年。手元には4〜5年前に染めた生地もあるので今後は少しずつどう気をつけたら色が長持ちするのか探っていきたいと思います。
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( 2018/04/06 08:00 ) Category ・藍染めの疑問?? | TB(0) | CM(0)
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